ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年6月10日号(通巻293号)


NDCの牛乳、乳製品等知識普及啓蒙事業(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 6月 5日発】 イギリスのNDC(ナショナ
ルデイリーカウンシル)は、就学児童・生徒を中心に幼児から成年に至るまでの幅
広い階層を対象に、牛乳・乳製品の消費拡大を目的とした知識普及啓蒙事業を行っ
ているが、その一環として、このほど学校向けにホームページを開設した。


USDA、パッカー寡占化への対応策を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 6月5日発】 米農務省(USDA)は、6月4日、 パッカーの寡占化および公正な市場価格形成の推進に関する対応策を発表した。こ れによると、対応策はUSDAの監視体制の強化、寡占化についての調査研究やカ ナダ、メキシコからの生体輸入頭数(毎週)等の市況内容の充実等が柱となってい る。
ホエイ処理能力の拡充が進むNZ酪農産業(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 6月9日発】 主としてチーズの副産物として生産される ホエイは、環境汚染の原因となる「厄介者」であると同時に、付加価値製品の原料 となる「黄金の水」でもある。酪農王国ニュージーランド(NZ)では、環境問題 を克服し、さらに製品の高付加価値化という一石二鳥をねらったホエイ処理プラン トの増設が盛んとなっている。
運用改善を迫られるフィリピンの豚肉輸入(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 6月5日発】 フィリピンは、昨年、世界貿易機関 (WTO)体制の下で、畜産物の関税化を行った。しかし、豚肉の96年の輸入実 績は、ミニマムアクセス数量(MAV)の10%以下に留まっている。この問題に 関して、制度の運用を通じて豚肉の輸入が事実上制限されているのではとの疑念が 持たれており、米国との間で4月末から2国間交渉が進められている。今後、フィ リピンが、畜産物の輸入制度の運用について大幅な改善を強いられるのは確実であ る。
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