ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年8月18日号(通巻351号)


乳業者間で差が見られるドイツの生産者生乳価格(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 8月13日発】ドイツの市場調査機関である
ドイツ市場価格情報センター(ZMP)が、国内の8割以上の乳業者を対象に行っ
た、97年の乳業者別の生産者生乳価格(酪農家手取り価格)調査によると、乳業
者間で最大16%と依然大きな価格差が見られる。一方、地域別に見ると旧東・西
ドイツ地域間の価格差は引き続き縮小している。


USDA、HACCPに関する報告書を公表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 8月12日発】米農務省(USDA)は8月3日、 98年第2四半期における危害分析重要管理点監視方式(HACCP)の実施状況 に関する報告書を公表するとともに、同5日には、HACCPの実施状況評価報告 書を公表した。いずれにおいても、HACCPの実施は、順調に進展していると評 価している。
豪州、国産表示規制を強化(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 8月14日発】豪州政府は、8月13日より、 新たに国産表示に関して二つの基準を設定し、表示にあたっての条件を強化した。 背景には、輸入品との競合にさらされている農産物生産者からの強い要望もあっ たとされ、長期価格低迷にあえぐ豚肉生産者などは、これを契機に国産豚肉の消 費拡大との期待を高めている。
上昇するマレーシアの豚肉価格(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 8月13日発】最近、マレーシアでは、子取 り用めす豚の繁殖障害、豚の斃死、通貨の下落による中小養豚農家の離脱、環境規 制の強化などの諸要因により市場に出荷される成豚の不足により、農家販売価格が 上昇している。今後も出荷頭数の減少が見込まれるため、同価格はさらに上昇する ことが懸念されている。
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