ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年8月25日号(通巻352号)


EU委員会、集約的養豚生産に警鐘(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹 8月20日発】EU委員会は、7月、養豚生
産構造に関する報告を取りまとめた。集約的生産が増加し、総生産量も増加する
一方で、環境や家畜衛生面での弊害が生じ、また、域内消費を上回る生産量のは
け口としての輸出市場も無限ではないと指摘し、生産の集約化や生産量の増加に
警鐘を鳴らしている。


米裁判所、MMO制度は合法との逆転判決(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 8月20日発】連邦第8控訴裁判所は、8月13 日、先の連邦地方裁判所の判断を覆し、連邦ミルク・マーケティング・オーダー (MMO)制度のクラスT上乗せ価格の積算根拠は合法であるとの判決を下した。 これにより、今後、本格的な制度改革の論議が活発化するものと期待されている。
恵みの雨が洪水を発生(豪州)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 8月20日発】昨今、世界各地で異常気象が報 道されているが、豪州でも、このところ、昨年来の干ばつから一転して大幅に降 雨量が増加している。これは、多くの農家にとって恵みの雨となる一方で、NS W州の一部では集中豪雨による大規模な洪水被害が発生するなど、相変わらずの 極端な気象変化が当惑を生んでいる。
鶏肉、豚肉が高騰の気配(フィリピン)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 8月20日発】 フィリピンでは、鶏肉と 豚肉の価格が上昇の兆しを見せている。飼料となるトウモロコシの高騰などによ る鶏肉・豚肉の供給不足が原因であるが、これからクリスマスなどの需要期を迎 えることから、価格の高騰が懸念されている。
元のページへ戻る
www.lin.gr.jp