ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年12月15日号(通巻368号)


EUの牛乳乳製品、消費拡大キャンペーン(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 12月11日発】EU委員会は、97年度の牛乳
乳製品の消費拡大キャンペーンの実施状況を取りまとめるとともに、来年度の方針
を理事会に報告した。このキャンペーンは、EUが費用を全額負担し継続的に実施
している。報告では、特に、スポーツ活動やその他のイベントを通じてのキャンペ
ーンの効果が強調されている。


米・加、2国間の農畜産物市場開放対策に合意(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 12月10日発】米・加両国政府は、12月4日、
米国産小麦および家畜のカナダへの市場アクセス機会の拡大などを内容とする農畜
産物市場開放対策について合意したと発表した。しかしながら、これを不満とする
カナダ国境沿いの米国農民は、12月6日にカナダ産農畜産物の輸入に対する抗議
活動を再開した。

酪農制度改革案に大筋合意(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 12月10日発】豪州では、今月初め、酪農乳業界
の代表で構成される協議会において、生産者への十分な補償措置等を前提とした酪
農制度の改革案が大筋で合意された。これにより、加工原料乳制度の期限が切れる
2000年6月末に向けて、飲用乳制度の撤廃を含めた大幅な酪農制度改革が始動
することとなった。

最大手のスーパーが値下げを実施(シンガポール)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 12月10日発】シンガポールの最大手スー
パーマーケット・チェーンは、政府による賃金引き下げにより生活の苦しくなる低
所得者層を支援するため、鶏肉などの畜産物を含む121品目の小売価格引き下げ
を実施した。


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