ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年2月3日号(通巻324号)


アジェンダ2000をめぐるEUの動き(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 1月29日発】欧州理事会が昨年末開催され、
本年春から、EU加盟に向けた中・東欧諸国との二国間交渉を開始することが決ま
った。また、共通農業政策(CAP)の改革などの将来の方向性を非公式に提案
したEU委員会の「アジェンダ2000」について、今後の議論の枠組みとして
適当であると述べている。


USDA、MMO制度の改正案を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 1月29日発】 米農務省(USDA)は、1月 23日、連邦ミルク・マーケティング・オーダー(MMO)制度の改正案を発表 した。併せて、同制度が改正されるまでの期間、暫定的に、基礎公式価格(BFP) の下限値設定を検討するための公聴会を開催すると発表した。
NZ酪農、飼養規模200頭を突破(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 1月27日発】 ニュージーランド(NZ)の酪農家の 平均飼養規模(経産牛)は、96/97年度は208頭となり、初めて200頭を 突破した。また、総飼養頭数も306万頭と300万頭を突破し、史上初めて100 億リットルを超えた生乳処理量(103億リットル)と併せ、3部門で大台突破と なった。
運用改善に動くフィリピンの豚肉輸入(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士  1月 28日発】 フィリピンは、昨年より 豚肉の輸入制度の運用について、米国とWTO協定に基づく2国間協議を行ってい るが、同国農業長官は、この協議を終了させるため、輸入制度の運用を大幅に変更 することを検討していると発表した。これは、現行の輸入制度の運用変更で、この 協議を乗り切きりたいとする同国政府の意思の現れであると見られている。
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