ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年6月30日号(通巻344号)


地球温暖化防止とEU農業(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹  6月24日発】 昨年開催された地球温暖化防
止京都会議の締約国は、温室効果ガスの排出量の削減に合意した。これを受けて、
今般、EU委員会は、削減約束の実施に向けた基本的な考え方をEU理事会などに
報告した。運輸、エネルギーなどの分野と並んで、農業分野での取り組みの方向性
が取りまとめられている。


カナダ、農産物需給長期見通しを発表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 6月24日発】カナダ農業・農産食料省(AAFC) は、先般、2007年を目標年次とする農産物需給の長期見通しを発表した。これに よれば、アジア経済危機などの不安定要素はあるものの、食肉を中心とした輸出の増 加などにより、生産、貿易ともに拡大傾向で推移すると見込んでいる。
干ばつの影響が長期化(NZ)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 6月25日発】 ニュージーランドでは、干ばつに よる農業生産への影響が長期化している。畜産部門では、特に肉牛生産が大きな被害 を受けており、冬期を前に牛群を縮小する農家が増え、肉牛のと畜頭数が大幅に増加 するなど、来シーズン以降の生産に影響が及ぶことが懸念されている。
中国産トウモロコシを無税枠で輸入(タイ)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 6月25日発】干ばつなどにより、トウモロコ シが供給不足となっているタイでは、今般、中国から無税で輸入することを決定した。 通貨危 機以降、経営に苦しむ飼料会社と畜産農家への救済措置であり、その効果 が期待されている。
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