ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年3月10日号(通巻329号)


EU委がBSE対策強化の実施再延期を提案(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 3月5日発】EU委員会は、2月25日、本年
4月1日からEU全域で実施を予定していた、牛海綿状脳症(BSE)の感染源と
なる可能性の高い特定危険部位(SRM)の使用禁止措置を再度延期することなど
を定めた提案を行った。


乳調製品の輸入急増に悩むカナダ酪農(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 3月5日発】カナダ連邦政府は、カナダ国際貿 易裁定委員会(CITT)に対し、関税割当の対象となっていない乳製品を含む 調製品の輸入急増問題に関して、この問題を調査・検討するとともに、98年7 月1日までに調査結果に関する報告書を提出するよう要請した。
豪生乳生産、干ばつ傾向ながらも増産基調(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 3月4日発】豪州での搾乳シーズン前半となる 97年7月から12月までの生乳生産量は、前年同期を5.7%上回った。主要 生産地域の一部では、酷暑と降雨不足により草地状態はかなり悪化しているとさ れるものの、97/98年度通算でも前年度を3〜4%上回ることが予想されて いる。
97年、タイの鶏肉輸出は、一転大幅増加(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一  3月5日発】タイ鶏肉業界がまとめた97 年の鶏肉の輸出数量は、96年までの減少から一転して、大きな伸びとなった。 特に、96年から増加しているEU向けの輸出数量が、冷凍鶏肉および鶏肉調製 品とも大幅に増加した。一方、日本向けは、冷凍鶏肉が減少したものの、鶏肉調 製品が引き続き増加した。
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