ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年11月10日号(通巻363号)


EU、ポルトガル産牛肉などの輸出を禁止(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹 11月5日発】EUは、近日中にポルトガルか
らの生きた牛、牛肉などの輸出を禁止する。牛海綿状脳症(BSE)の発生が増加
し、また、EU委員会の査察でBSE対策の不備が明らかにされたことを受けた緊
急防疫対策である。BSE関連の輸出禁止措置としては、イギリスに次いで2カ国
目である。


米、ロシアへの310万トンの食料援助を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 11月6日発】米農務省(USDA)のグリック マン農務長官は、11月6日、ロシアに対する310万トンの食料援助実施につい て大筋で合意したと発表した。畜産物では牛肉、豚肉及び脱脂粉乳が対象品目とな ったが、最大の関心品目である鶏肉については、今後別枠で援助が行われるものと 見込まれている。
豪州政府、食肉業界の労使改革に意欲(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 11月5日発】リース雇用・労使関係大臣は、先 ごろ行われた食肉業界の会合で、食肉加工分野において著しく労働生産性の向上を 阻害しているとされるタリー・システムの撤廃に向けて強い決意を表明した。同シ ステムは、豪州産食肉の国際価格競争力の向上を妨げている主要因ともされており、 今後の動向が注目される。
タイの鶏肉輸出、第3四半期も大幅な増加(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 11月5日発】タイ鶏肉業界がまとめた98 年第3四半期の鶏肉の輸出量は、日本およびEU向けの大幅な増加に加え、アジア 各国、中近東への輸出が増加したことにより、引き続き大幅な増加となった。しか し、今後の輸出は、回復基調にあるバーツの為替動向が大きなカギと見られる。
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