ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年9月21日号(通巻356号)


イギリスのと畜場と動物愛護(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹 9月18日発】EUでは、動物愛護面から家畜
のと畜処理のそれぞれの工程に基準が定められている。昨年末、イギリスの食肉衛
生検査所は、管内の食肉および食鳥処理場554カ所で、その実施状況を調査した。
今般取りまとめられた結果によると、基準はおおむね良好に遵守されているが、
103件の改善勧告もなされている。


米、畜産経営体に対する水質保全対策の草案を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 9月17日発】米農務省(USDA)は9月16日、 USDAおよび環境保護庁(EPA)共同による畜産経営体に対する水質保全対策の 統一草案を発表した。これは、水質保全アクションプランに基づくもので、今後、公 聴会などを通じて、畜産関係者、環境団体などからの意見を踏まえた調整が図られる こととなる。
輸送規則の改正が生体牛輸出に影響(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 9月16日発】豪州第一次産業・エネルギー省 (DPIE)は、本年7月、生体牛輸出に係る家畜輸送環境を改善するべく、家畜 輸送規則を暫定的に改正したが、先月から実施された同規則は、生体牛輸出の輸送 コストを増加させるなどの影響を及ぼしている。
輸出拡大による豚肉供給不足の恐れ(マレーシア)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 9月17日発】 マレーシアで、豚肉の供給 不足が危ぶまれている。インドネシアからシンガポールへの輸出が止まっているた め、シンガポールの豚肉需要が同国に集まっていることが主な要因である。同国の 経済政策により、シンガポールへのさらなる輸出拡大も考えられ、危機感が強まっ ている。
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