ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年8月3日号(通巻398号)


EU委員会、WTO次期交渉への課題を公表(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 7月29日発】EU委員会は、このほど世界貿
易機関(WTO)次期ラウンドへの課題を取りまとめ公表した。次期ラウンドは包
括的なラウンドとすることが適当であるとともに、農業分野に関しては、既存条項
の維持、域外市場のアクセス改善、農村・環境政策との両立について考慮すべきと
している。


USDA、小規模食肉工場のHACCP導入を推進(full story)

【デンバー駐在員 樋口 英俊 7月27日発】米農務省(USDA)は7月22
日、来年1月に予定されている従業員10名未満または年間売上高250万ドル以
下の食肉工場での危害分析重要管理点監視方式(HACCP)導入義務化に向け、
技術面での指導などを行うため、大学に補助金を交付するなどの支援策を発表した。


豪州、畜産業界も注目の鮭類検疫条件を緩和(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 7月29日発】豪州検疫検査局(AQIS)は、
7月19日、カナダの訴えにより世界貿易機関(WTO)から見直しを迫られてい
た鮭類の輸入検疫条件を緩和すると発表した。豪州の一部農産物の検疫条件に対し
ては、科学的根拠に欠けるとの国際的な非難が強く、また、米国が農産物貿易にも
保護主義を強める状況下、次期WTO交渉を前に対応ぶりが注目されていた。


フィリピンでトウモロコシ価格が下落(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 7月29日発】フィリピンでは、トウモロコ
シの価格が下落している。供給過剰の上に、安価な輸入物が多く出回っていること
が原因とみられているが、政府も買い入れを行う財源が不足しているなどのため、
その対処に苦慮している。


ウルグアイ、99年上半期牛肉輸出量は減少(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 7月29日発】ウルグアイ国立食肉院
(INAC)の99年上半期(1月から6月)の食肉輸出統計によれば、牛肉の輸
出量は前年同期比で約18%の落ち込みを示しており、その原因として、ブラジル、
アルゼンチン、チリ向けの輸出が減少したためとしている。

 

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