ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年8月31日号(通巻402号)


98年のEU農業労働力は引き続き減少(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 8月26日発】EU統計局(EUROSTAT)は、
このたび98年のEUにおける農業労働力を公表した。これによると、98年の農
業労働力は672万9千人(フルタイム労働に換算)で前年を1.7%下回ってお
り、引き続き減少している。ただし、最近5年間では減少率が縮小傾向にある。


カナダ、次期WTO交渉の課題を公表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 8月24日発】カナダは8月19日、農業に関す
る次期世界貿易機関(WTO)交渉の課題を公表した。これによれば、カナダの優
先課題は、保護の削減を通じて国際的な競争条件の対等化を目指す一方、供給管理
政策やカナダ小麦ボードのような秩序あるマーケティング・システムの維持を求め
るという、二重の基準を有したものとなっている。


ニューカッスル病が再発生(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 8月26日発】豪州国営放送(ABC)によると、
8月23日、ニューサウスウェールズ州で鶏のニューカッスル病の発生が確認され、
多数の病鶏が処分された。同病の発生は、昨年9月と本年4月に引き続いて今回で
3回目となり、養鶏業界や検疫関係者に強い衝撃を与えている。


冷凍鶏肉の免税輸入措置を中止(フィリピン)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 8月26日発】フィリピンでは、免税店で販
売されている冷凍鶏肉の輸入を一時中止し、豚肉などその他の食肉調製品について
も、今後同様に実施する方向で動いている。免税輸入品が、一般のスーパーマーケ
ットなどでも販売され、小売価格を下落させたのが原因であるが、同国では今後と
も、農業振興を強めていくものとみられている。


アルゼンチンの豚肉生産、99年は増加予測(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 8月26日発】穀物と牛肉生産で知られ
るアルゼンチンでは、養豚はマイナー産業である。安価な豚肉輸出をめぐるブラジ
ルやチリとの対立、国内外の豚肉価格の下落傾向、衛生問題など、養豚をめぐる環
境は厳しい。しかし最近、養豚に活路を見いだそうとする生産者と業界の動きがあ
る。

 

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