ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年12月14日号(通巻417号)


EU牛飼養頭数は引き続き減少(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 12月9日発】EU統計局(EUROSTAT)は、
99年6/7月現在のEUにおける牛飼養頭数を公表した。これによると、牛飼養
頭数は、8,392万5千頭で前年比1.4%の減少となった。また、同時に公表
された2000年の牛と畜見込み頭数については、99年とほぼ同水準になると予
測している。


USDA、国家貿易企業の分類案を公表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 12月7日発】米農務省(USDA)は、次期世
界貿易機関(WTO)交渉における交渉課題の1つになるとみられる国家貿易企業
(STE)について、これらを4つのタイプに分類する案を公表した。貿易わい曲
効果があるとされるタイプVおよびWには、カナダ小麦ボード、ニュージーランド
・デイリー・ボードなどが分類されている。


WTO閣僚会議の決裂に失望(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 12月9日発】豪州連邦政府および畜産をはじめ
とする農業関係者は、先週、米国シアトルで開催された世界貿易機関(WTO)の
閣僚会議が、交渉開始を宣言できずに決裂したことに対し、一様に強い失望を表明
している。農産物貿易の一層の自由化を掲げるケアンズ・グループの主導国として、
WTO交渉の成果に大きな期待をかけていただけに、関係者の失望は極めて強い。


下落が続く鶏肉および豚肉を調整保管(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 12月9日発】最近タイでは、供給過剰など
で鶏および豚の農家販売価格などが下落している。このため、農家援助委員会では、これらの価格回復を図るため、マーケットから食肉を隔離するための経費の支出を
決定した。業界では、食肉消費が回復するまでのつなぎの緊急策として、効果を期
待している。


アルゼンチンの肉牛価格は下落の懸念も(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 12月9日発】アルゼンチンの代表的な
畜産情報誌 "Informe ganadero"(畜産情報)の編集長イリアルテ氏がアルゼンチン
の牛肉の輸出競争力、食肉処理加工業者の現状、フィードロット由来の若齢牛肉市
場を中心にコメント。生産性は向上しつつあるが、価格競争力が弱いアルゼンチン
の牛肉輸出はさほど増えず、国内市場の価格下落が心配されるとしている。

 

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