ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年7月27日号(通巻397号)


EU加盟国で繁殖雌豚飼養頭数の減少進む(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 7月22日発】EU統計局(EUROSTAT)は、E
Uにおける99年4月現在の豚飼養頭数(8ヵ国のみ)および2000年3月まで
の豚と畜見込み頭数(15ヵ国)を公表した。オランダ等の加盟国で繁殖雌豚頭数
が前年を下回っており、今後、豚総飼養頭数および豚と畜見込み頭数は減少に転じ
るとみられる。


カナダ、オーガニック農産物全国基準を公表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 7月19日発】カナダ連邦政府は6月29日、オ
ーガニック農産物に関する全国基準を公表した。これによれば、食品の保存を目的
とした放射線照射の禁止、遺伝子組み換え作物の使用禁止、下水汚泥の使用禁止な
どを含め、現在、米国で提案されているオーガニック基準案にほぼ準拠した内容と
なっている。


羊毛業界の大幅改革を勧告(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 7月22日発】豪州羊毛業界が改革の荒波にもま
れている。政府諮問委員会が先月末に公表した勧告書は、業界団体の大幅な再編を
促すとともに、非効率な生産者には暗に廃業を推奨する衝撃的な内容のものであっ
た。羊経営は肉牛や穀物との複合が多いため、羊肉・牛肉などの畜産物や他作目へ
の影響も懸念されている。

タイ北部国境から家畜の輸入を禁止(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 7月22日発】タイ政府は、北部国境に接す
るミャンマー、ラオス、カンボジアなどから、病気に汚染された家畜の侵入を防止
するため、生体牛の輸入を7月5日から2ヵ月間禁止する措置を講じ、家畜疾病の
まん延防止の強化に乗り出した。


ヒルトン枠の新配分方法を決定(アルゼンチン)(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 7月20日発】アルゼンチン農牧水産食
糧庁は、6月28日、EUの高級牛肉枠(ヒルトン枠)の新たな配分方法を決定し
た。新配分方法により、大手の食肉加工業者への配分が減少する一方、地方や中小
の食肉加工業者への配分が増加する。


 

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