ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年6月8日号(通巻390号)


ベルギーで畜産物のダイオキシン汚染問題発生(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 6月3日発】ベルギー政府は5月28日、小売
店に対し同国産鶏肉・鶏卵の販売中止を指示した。この措置に端を発したベルギー
産鶏肉・鶏卵のダイオキシン汚染問題は、その後の調査の結果、牛および豚でも同
様の問題が確認されたためさらに影響が拡大している。EU委員会は6月2、3日、
この問題の対応策を決定した。


USDA、リステリア菌対策を発表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 6月3日発】米農務省(USDA)は5月25日、
最近の調理済み食肉および家きん肉が原因とされるリステリア菌による大量食中毒
事件の発生および同病原菌に係る多くの製品回収措置の発動を踏まえ、短期対策お
よび長期対策からなるリステリア菌に対処するためのアクション・プランを発表し
た。


豪州の新食肉検査制度、米国が承認へ(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 6月4日発】豪州連邦政府は、6月2日、危害分
析重要管理点監視方式(HACCP)に基づいた輸出向け食肉検査制度の改正につ
いて、米農務省の承認を得たと発表した。同制度の改正については、96年から着
手されていたものの、当初の改正案が米国より拒否されたことから、両国共同での
見直し作業が続いていた。


新農業長官の就任を歓迎するフィリピン畜産界(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 6月3日発】フィリピンのエストラーダ大統
領は、新しい農業長官に元上院議長のアンガラ氏を指名し、同氏が就任した。同氏
は農政通で知られていることから、畜産団体などが長官就任を歓迎しており、今後
の活躍が期待されている。


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