ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年6月29日号(通巻393号)


EU、採卵鶏の飼養に関する最低基準を強化(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 6月24日発】EU農相理事会は、6月15日、
EUにおける採卵鶏の飼養に関する最低基準を定めた提案を採択した。動物愛護の
観点から、採卵鶏1羽当たりのバタリーケージの最低基準面積を今後大幅に拡大す
るなど、従来の基準を一層強化することとなった。


CRP、米環境保護政策として順調に機能(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 6月23日発】米農務省(USDA)が実施する
環境政策のうち、土壌保全留保計画(CRP)は、96年農業法による改正後では
4回の契約申し込みが実施された。CRPは従来、生産調整的要素の強かった事業
であるが、これらの結果を見ると野性動物保護などの環境保護政策として機能して
いることがうかがえる。


ヨーネ病対策を強化(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 6月25日発】豪州では、数年前から羊と牛にヨー
ネ病の発生が拡大し、関係者がその対策に苦慮してきたが、このたび、それぞれの
畜種ごとに同病の監視地域を指定して地域外への家畜の移動を規制するゾーニング
システムを導入することが決定された。


完成した近代的な豚のと畜場が未稼働、タイ(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 6月24日発】タイ畜産局は、約1年前に完
成し、輸出も視野に入れた衛生的かつ近代的な豚のと畜場の運営を、民間業者に委
ねることとしていた。しかし、同と畜場は施設使用料が高額であるため、現在にお
いても運営する者が決まらず未稼働の状況に置かれている。


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