ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年3月23日号(通巻380号)


EU委員総辞職(full story)

【ブラッセル駐在員 池田  一樹 3月17日発】EUの行政機関であり、日本の
内閣に相当するEU委員会のサンテール委員長(ルクセンブルク)は16日未明、
同委員長を含む20人の委員の総辞職を発表した。40年余りのEUの歴史上初め
ての事態である。新たな委員が任命されるまでは、これまでの委員が暫定的に職務
を続行する。


米、畜産経営体水質保全対策の最終規則を公表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 3月18日発】米農務省(USDA)と米環境保 護庁(EPA)は3月9日、水質保全を目的とした「畜産経営体のための統一全国 戦略」最終規則を公表した。これはクリントン政権の水質保全アクション・プラン に基づくもので、畜産経営体は、これまで以上に厳しい環境規制の下に置かれるこ とになる。
豪州生産見通し、肉牛は回復、酪農は規制緩和次第(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 3月18日発】豪州農業資源経済局(ABARE) 主催の年次観測会議が3月17日から2日間、首都キャンベラで開催された。畜産分 野では、肉牛に関しては96年を底とした価格が回復基調に、酪農に関しては飲用乳 の価格支持制度の存廃次第という前置きながら、生乳生産は依然拡大基調にあるとの 見通しが示された。
低所得者層の入学児童に無償牛乳、フィリピン(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 3月18日発】フィリピン政府は、低所得者層 の多い地域から小学校に入学する児童に対し、栄養不良を改善するため、6ヵ月間無 償で牛乳を供給することを公表した。同時に、政府は、児童への飲用効果を測定し、 今後における児童・生徒の栄養改善などの指針にするとしている。
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