ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年5月18日号(通巻387号)


EU、農業に関する法令を整理・簡易化(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 5月13日発】EU委員会は、このたびEUの
農業に関する法令を整理・簡易化することなどを目的とした提言を採択した。EU
の農業に関する法令は、これまで複雑であることが指摘されていたが、今後法令の
整理・簡易化が進められるとともに、一般向けにインターネットを使った法令の閲
覧も可能となる。


米食肉業界、畜産物価格強制報告法案にほぼ合意(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 5月13日発】大手パッカーによる寡占化を背景
として開始された主要家畜生産者団体と主要パッカー間の強制的価格報告法案に関
する交渉が、ほぼ合意に達した。同法案は、パッカーに対して、と畜向けに購入さ
れた家畜の取引価格やその条件などについて、詳細にUSDAに報告することを義
務付けようとするものである。


巨大乳業メーカーの設立を提案(NZ)(full story)

【シドニー駐在員 野村  俊夫 5月13日発】ニュージーランド(NZ)の酪農
乳業界では、デイリーボード(NZDB)の組織改革をめぐって激論が交わされて
いるが、今度は、現存する大部分の酪農組合(乳業メーカー)を統合して単独の巨
大な乳業メーカーを設立するという提案が発表されて注目を集めている。


EUの動物愛護への対応を準備するタイの鶏肉業界(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 5月13日発】近々、EUで動物愛護を目的
とした採卵鶏に関する規則が制定されるのに伴い、タイの鶏肉業界では、同規則が
養鶏全般に及ぶことを想定し、EUマーケットの確保のために変更の準備に着手し
ている。しかし、これに伴う生産コストはかなり上昇するとしている。


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