ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年10月19日号(通巻409号)


EU委員会が新たな牛肉表示の実施計画を提案(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 10月14日発】EU委員会は、10月13日、
牛肉表示の実施に関する新たな計画を提案した。この計画は2段階で構成されており、
すべてのEU加盟国で牛肉の由来の表示を義務付けるものとなっている。今後、この
提案は農相理事会およびEU議会で共同審議されることとなっている。


米国、波紋を呼ぶ巨大養豚企業の買収(full story)

【デンバー駐在員 樋口 英俊 10月13日発】豚肉の一貫生産企業であるスミス
フィールド社(本社バージニア州)は、全米最大の養豚企業であるマーフィー・ファ
ミリー・ファーム社の買収に続き、9月末にはタイソンフーズ社の養豚部門の買収を
発表した。実現すれば、年間出荷頭数は1千8百万頭に達するとの見方もあり、その
規模の大きさが波紋を呼んでいる。


豪州、飲用乳メーカー間の主導権争いがし烈化(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 10月14日発】豪州飲用乳業界では、来年7月
からの飲用乳流通販売の完全自由化を想定した企業間の主導権争いがし烈化してい
る。10月12日には、他社からの合併提案を無視して自社の組織改革を強行しよ
うとした大手酪農組合メーカーの経営陣に、傘下の組合員を誤った方向に誘導した
との有罪判決が下された。


EU基準に対応した改善が進むタイ鶏肉処理施設(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 10月14日発】タイの鶏肉処理加工業者は、
処理施設などをEUが求める輸出基準に改善するために、これまでに10億バーツ
(1バーツ=約2.8円)の投資を行ったとしている。なお、本年12月にはこれ
らの施設を検査するために、EUの検査官がタイを訪問する予定となっている。


アルゼンチン、リニエルス家畜市場の肉牛取引(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 10月13日発】アルゼンチンの首都ブ
エノスアイレス市に立地するリニエルス家畜市場は、年間約181  万頭(98年)
の肉牛が取り引きされ、世界でも有数の規模を誇る。これは、全国のと畜頭数の約
16%に相当し、家畜は主にパンパ地域のと畜業者に買い取られる。

 

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