ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年4月18日号(通巻433号)


ブロイラーの愛護に関する勧告(EU)(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 4月13日発】EUの家畜衛生・動物愛護に関
する科学小委員会は、このほど、ブロイラーの愛護に関する報告書を取りまとめた。
この中で、成長および飼料効率を主に追求したブロイラーの育種改良に伴い、成長
期における脚の障害、腹水症、突然死症候群が増加しており、繁殖用鶏では過酷な
給餌制限等が問題と指摘した。このため、より健康に配慮した育種・繁殖に努める
べきなどと勧告している。



生産者団体、新たな食肉消費拡大策を発表(米国)(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 4月13日発】全国肉牛生産者・牛肉協会(N
CBA)および全国豚肉生産者協議会(NPPC)は先ごろ、それぞれの新たな消
費拡大キャンペーンの実施を発表した。好景気などに支えられて、これらの消費は、
このところ増加して推移しているが、この動きをより確実なものにしたいとの各団
体の意気込みが感じられる。


豚肉新団体設立を満場一致で承認(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 4月13日発】豪州の主要な豚肉業界団体である
豪州豚肉生産者協議会(PCA)は、3月末、総会を開催し、他の政府系2団体と
統合して1つの新中核団体を形成することを満場一致で承認した。連邦政府のハワ
ード首相もこれを歓迎する声明を発表し、来年7月からの新団体発足に向けて具体
的な手続きが開始されることになった。


鶏肉の統制価格を引き下げ(マレーシア)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 4月13日発】マレーシアでは、養鶏農家組
合と統制価格関係2省の協議の結果、鶏肉の統制価格を引き下げることで同意した。
旧正月など、先月まで需要が急速に高まっていたことによる供給不足から価格が上
昇していたが、現在では落ち着いた動きを示している。このため、引き下げた水準
でも再生産が確保されるとして、養鶏農家に受け入れられたものとみられている。


アルゼンチンの日本市場アクセスの研究(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 4月13日発】アルゼンチン畜産界の論
客イリアルテ氏が畜産市場関係者を対象に日本市場への牛肉輸出の可能性について
講演した。同氏の日本からの帰国報告でもあり、彼の知識の深さとアルゼンチン業
界への鋭い批判は傾聴に値するものであった。

 

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