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牛と畜・牛肉輸出の業者ランキング(アルゼンチン)



【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 7月26日発】アルゼンチンの国立農牧
取引管理事業団(ONCCA)は、99年の同国における牛と畜頭数によると畜業者
の施設ランキングを取りまとめた。

 これによると、99年の牛と畜頭数は、前年を7.8%上回る約1,214万頭となり、州
別シェアでは、ブエノスアイレス州が57%、サンタフェ州が18%、コルドバ州が9
%、エントレリオス州が4%となり、ブエノスアイレス州とその近隣3州で全体の
と畜頭数の88%を占める。

 ONCCAの管理下にある牛と畜施設(332施設)ランキングでは、年間10万頭
以上と畜している施設は39施設で、全体のと畜頭数の54%を占めている。さらに20
万頭以上は10施設で、全体の20%を占めている。また、月間の平均と畜頭数5千頭
未満は267施設で、全体の30%を占め、これらは主として施設の立地する周辺地域
の需要を満たすためのと畜を行っている。年間20万頭以上のと畜施設は次の通り。

(単位:千頭、%)

業者名(施設の立地州)

と畜頭数

前年比

RIOPLATENSE (BA)

301

94

YAGUANE (BA)

261

159

SWIFT ARMOUR (SF)

247

94

COCARSA (BA)

245

169

PENTA (BA)

244

112

GRAL. LAS HERAS (BA)

240

96

GORINA (BA)

235

119

COTO CENTRO INTEGRAL (BA)

228

111

FINEXCOL (BA)

221

133

LA GAN. NUEVA ESCOCIA (BA)

200

106

注:表中の州名-ブエノスアイレス州(BA)、サンタフェ州(SF)

 なお、3位を除く上位5施設は、自ら生体牛を購入せず、第三者の要請に基づき
施設や労力を提供し、と畜手数料を得るといった経営手法を主体に運営されている。

 また、アルゼンチン農牧水産食糧庁は、99年における牛肉(内臓などを含む。)
輸出量および輸出額による食肉業者ランキングを取りまとめたが、これによると、
同年の牛肉輸出量(製品重量ベース)は、約23万9千トンと前年を約18%上回る一
方、輸出額(FOBベース)は、約6億6千6百万ドル(約719億円:1ドル=約
108円)と前年を約2%下回っている。全体の輸出額の38%を占める上位3社を見
ても、前年に比べ、輸出量が増加またはほぼ横ばいで推移したのに対し、輸出額が
軒並み減少している。

 上位6社までの順位は前年と同じで、上位10社が全体の75%を占めている。2千
万ドル以上を輸出した上位8社の業者ランキングは次の通り。

 (単位:トン、千ドル、%)

業者名

輸出量

  輸出額

   

前年比

SWIFT ARMOUR (1)

29,305

97,247

89

C.E.P.A. (2)

29,427

87,235

80

FRIAR (3)

26,154

71,465

88

FINEXCOR (4)

23,883

67,323

129

QUICKFOOD (5)

18,320

53,647

130

ESTANCIAS DEL SUR (6)

14,246

36,701

148

ARRE BEEF (8)

7,851

24,903

125

SADOWA (9)

6,843

20,061

104

注1:輸出量は製品重量ベース、輸出額はFOBベース

注2:( )内は、98年の順位




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