ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年2月22日号(通巻425号)


EUにおける動物愛護の推進について(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 2月17日発】EU委員会のバーン公衆衛生/
消費者保護担当委員は、欧州議会関係者との会談の中で、動物愛護の重要性に言及
し、各国が責任を持ってEU規則に沿った取り組みを強化すべきとの考えを示した。
当面の課題としては、海上輸送時の動物管理方法の改善、車両輸送時の換気方法、
輸送途中の寄宿地における豚の積み降ろしに係る提案、さらに、雌豚の群飼育規定
など農場における動物愛護を検討していく意向である。


NCBA、年次総会で今後の運動方針を決定(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 2月17日発】全国肉牛生産者・牛肉協会(N
CBA)は、1月末に年次総会を開催し、今後の政策案件などについての運動方針
を決定した。この中には、食肉処理加工業者(パッカー)の肉用牛所有を制限する
法案に反対していくことや牛肉輸出を強力に推進していくことなどが含まれている。


豪州フィードロット頭数、横ばいで推移(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 2月15日発】このほど、豪州フィードロット協
会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)による四半期ごとのフィー
ドロット飼養頭数調査が公表された。これによると、99年12月31日時点の飼
養頭数は、日本市場での需要が一巡したことなどから、前回9月末時点より減少し
たが、前年同期比では2.5%増と、引き続き50万頭台を維持した。


高級牛肉の免税輸入を再開(フィリピン)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 2月17日発】フィリピン農業省は、昨年か
ら禁止されている冷凍鶏肉や牛肉などの免税輸入のうち、高級牛肉についてのみ、
輸入と販売の再開を許可したと発表した。同省によると、再開許可は、国内生産さ
れる牛肉に直接影響を及ぼさないとの判断からであるが、販売できる場所や業種を
限定するなど、国内生産に及ぼす影響に配慮された形となっている。


ウルグアイ、99年の日本向け牛肉輸出増大(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 2月17日発】99年のウルグアイ産牛
肉の輸出は、従来のメルコスル(南米南部共同市場)、特にブラジル市場から北米
自由貿易協定(NAFTA)地域へシフトした。日本向けは冷凍牛肉を主に、98
年に比べ輸出量は約10倍に増大した。

 

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