ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年1月11日号(通巻419号)


EU、99年の農業収入は前年比4%減少(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 1月6日発】EU統計局(EUROSTAT)は、この
ほど99年の農業収入見込を発表した。99年には、農産物価格が作物、畜産物と
もに低下し、生産量は微増であった結果、EU15ヵ国全体の実質農業収入は前年
に比べ4%減少と推定されている。


USDA、食肉に対する放射線照射最終規則を発表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 1月5日発】米農務省(USDA)は99年12
月14日、食肉および家きん肉に対する放射線照射の最終規則を発表した。今年2
月22日以降、冷蔵・冷凍の非調理食肉、食肉副産物および特定の食肉製品に対す
る放射線照射が認められることとなり、食中毒の原因となる病原菌の抑制、シェル
フライフの延長などが期待される。


ビクトリア州飲用乳規制緩和、生産者は賛成多数(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 1月7日発】飲用乳価格支持制度の存続の是非に
関して、12月20日までにビクトリア(VIC)州で生産者による投票が実施さ
れ、89%の圧倒多数で同制度の廃止に賛成という結果となった。全豪生乳生産の
63%を占める同州での規制緩和が明確になっとことにより、今年6月末で廃止予
定の加工原料乳価格支持と併せ、豪州の酪農制度改革は一気に加速しそうだ。


2000年飼料輸入政策を公表(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 1月6日発】タイ政府は、2000年飼料輸
入政策を決定し、公表した。トウモロコシの割当数量は、昨年に引き続き世界貿易
機関(WTO)合意の53,543トンのみとなっているなど、飼料生産者保護色
を強めている。家畜飼養者からは、無税での輸入枠を求める動きがあるなど、飼料
価格の高騰によるコスト上昇を心配する声も出ている。


課題山積の中、新農牧庁長官を任命(アルゼンチン)(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 1月6日発】昨年12月13日、ラパン
パ州選出の急進党議員アントニオ・ベロンガライ氏がデ・ラ・ルア新政権の下で農
牧水産食糧庁長官に任命された。自らラパンパ州で食肉処理加工場を所有する肉牛
生産者でもある。最近まで超党派の農業検討委員会の議長であり、農業問題全般に
精通しているとして農業団体など関係者の評価はかなり高い。

 

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