ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年11月7日号(通巻460号)


イギリス、BSEに関する調査報告書を公表(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 10月31日発】イギリスの牛海綿状脳症(BSE)
調査委員会は10月26日、2年半に及ぶ調査の成果として、BSEと新変異型クロイ
ツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に関する報告書を公表した。報告書を受けて、
ブラウン農漁食料相は同日、BSE問題に対する前政権の対応を批判するとともに、
vCJDによる死亡者の遺族や患者などに対する賠償などのため、基金を創設する
ことを明らかにした。


米国の肉牛フィードロット・ランキング(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 11月1日発】米国の肉牛業界紙「キャトル・バ
イヤーズ・ウィークリー」はこのほど、肉牛フィードロットの上位30社のランキン
グを発表した。これは、各社の最近における合計最大収容能力を比較したものであ
り、第1位がカクタス・フィーダーズ社(46万5千頭・9施設)、第2位がコンチ
ビーフ社(42万5千頭・6施設)、第3位がコナグラ・ビーフ社(42万頭・5施設)
の順となっている。


韓国向け冷蔵牛肉の新規格を発表(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 野村 俊夫 11月2日発】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)
は10月30日、韓国向け冷蔵牛肉に新規格を導入したことを発表した。これは、韓
国の牛肉輸入が来年1月から自由化されるのを前に、これまで冷凍ものが主体で
あった同国向け牛肉輸出に、新たな分野を開拓することを狙ったものである。韓
国市場をめぐる米国産牛肉とのシェア獲得競争の行方が注目されている。


養鶏業界で反米感情高まる(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 11月2日発】タイではこのほど、米国からの
鶏肉関税引き下げ要求などに危機感を持った養鶏関係者約3百人が、在タイ米国大
使館前で抗議行動を行うなど、業界内で反米感情が高まっている。一部の大手スー
パーも、米国産鶏肉をボイコットするなどこの動きに同調しており、こうした対米
感情の悪化が、今後の米国産鶏肉の輸入に及ぼす影響が注目されている。


好調なアルゼンチンのフィードロット産業(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 11月1日発】99年は肥育素牛となる子牛
価格が高く、アルゼンチンのフィードロット産業には厳しい年だった。2000年はフ
ィードロットで一般に仕上げられる若齢雌牛価格が回復したことから、フィードロ
ット専業経営は緩やかにその数を伸ばしている。

 

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