ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年10月31日号(通巻459号)


EU委、飼料原料への畜産廃棄物使用禁止を提案(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 10月26日発】EU委員会は10月19日、飼料原料
としての畜産副産物の使用に関して、食用に適さないへい死家畜や廃棄物の使用を
禁止し、食用に適する原料のみを使用できることとする規則を提案した。この提案
の主な目的は、牛海綿状脳症(BSE)やダイオキシン汚染など飼料を原因とする
食品問題の発生を防止することである。


農村でのインターネットアクセスが急増(米国)(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 10月24日発】米商務省が先ごろ発表した居住地
域、年齢、所得などのグループ別インターネットアクセス状況に関する報告書によ
れば、農村地域などでインターネットにアクセスしている世帯の割合は、98年12月調
査時の22.2%から2000年8月には38.9%へと大幅に増加していることが明らかとな
った。


食肉処理業者、トップ25を発表(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 10月26日発】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)
はこのほど、月刊誌「フィードバック」において、年間出荷重量を基準に、99年食
肉処理業者のトップ25を発表した。これによると、第1位は米国資本のオーストラ
リア・ミート・ホールディングス(AMH)社で、4施設からの出荷重量が約34万
トンに上り、昨年に続き1位の座を維持した。


豪州からの生体牛輸入規制を緩和(フィリピン)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 10月25日発】フィリピン農業省は、今年6月
から実施している豪州からの生体牛の輸入規制について、当初計画を緩和すると発
表した。先月行われた豪州との協議の結果を受けたもので、今後、国内牛肉需要の
増加に伴うフィードロットの肥育牛不足が解消されるものと期待されている。


アルゼンチン、伯と豚肉輸入規制につき協議(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 10月24日発】ブラジルのリオグランデド
スル州で発生した口蹄疫問題で、2000年ブラジル豚肉輸出予測の13万数千トン(枝
肉ベース)の達成が危ぶまれており、豚肉市況も20数%落ち込んでいる。ただし
大口輸入国のアルゼンチンの規制強化は見直し方向である。

 

元のページへ戻る