ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成12年9月19日号(通巻453号)


EU委員会、鶏卵の表示規則強化を提案(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 9月13日発】EU委員会は9月7日、域内で一
般消費者向けに販売される鶏卵(輸入卵を含む)に対して、生産に用いられた採卵
鶏の飼養形態に関する表示を義務付けることなどを提案した。消費者に対して食品
を選択する際に必要な情報を提供するだけでなく、動物愛護の観点からより望まし
い飼養形態への移行を促す狙いがあるものとみられている。


米国の環境規制と養豚地域の変化(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 9月13日発】米農務省(USDA)は先ごろ、
環境規制と養豚地域の変化に関するレポートを発表した。この中でUSDAは、地
域における環境規制の実状と養豚地域の変化の相関を指摘しているほか、天候、飼
料コスト、大規模養豚経営の進出状況、出荷市場への距離などについても、養豚地
域変化の要因に挙げている。


オリンピックで牛肉消費を促進(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 9月14日発】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)
は、今月15日から開催される「シドニー2000オリンピック」において、ミート・ス
タンダード・オーストラリア(MSA)規格の牛肉の消費促進活動を展開すると発
表した。伸び悩む牛肉の国内消費を刺激し、さらに国際市場にMSAをアピールす
ることができるか、今後の動向が注目される。


脱脂粉乳の2000年後期枠を公表(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 9月14日発】タイ農業協同組合省はこのほ
ど、脱脂粉乳の2000年後期における関税割当枠を公表した。今回は、乳飲料製造業
者への割当量を削減する一方、コンデンスミルク製造業者に対する割当を増加させ
るなど、政策的な配分となっている。また、国産生乳の使用義務を、食品製造業者
などにも拡大するなど、酪農家への配慮が見られる配分ともなっている。


2000年上半期のブラジル鶏肉輸出量は増加(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 玉井 明雄 9月12日発】2000年上半期(1〜6月)
におけるブラジルの鶏肉輸出量(骨付きベース)は41万トンで、前年同期に比べ
17.1%増加した。しかし、輸出額(FOBベース)は、前年同期比11.7%減の3億
7千2百万ドル(約405億円)となり、1トン当たりの平均輸出価格は、907ドル
(約9万9千円)と前年同期を24.6%下回った。

 

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