ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年4月3日号(通巻478号)


EU委、1〜2月のBSE検査結果を公表(full story)

【ブラッセル駐在員 島森 宏夫 3月28日】EU委員会はこのほど、2001年1
〜2月にEU加盟各国で実施された牛海綿状脳症(BSE)検査結果を取りまとめ
公表した。今年から見掛け上は健康な牛も対象としたモニタリング検査が義務付け
られており、同期間の検査総数は901,687頭で、感染確認頭数は265頭(未確定分を
除く)となった。


食肉団体、BSEに関するセミナーを開催(米国)(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 3月28日発】牛海綿状脳症(BSE)につ
いての正しい理解を促進し、米国産牛肉に対する消費者の信頼を高めるため、アメ
リカ食肉協会(AMI)主催のセミナーが3月23日、ワシントンDCで開催された。
会場では、学識経験者や政府・業界関係者などからBSEをめぐる内外の最新事情
が報告され、事実に基づく正確な情報提供と、国内への侵入防止に向けた、関係者
一体となった取り組みの重要性などが改めて確認された。


豪州連邦議会が豚肉新団体の設立に関する法案を可決(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 3月29日発】豪州連邦議会上院は3月27日、豚肉
新団体の設立に関するオーストラリア・ポーク・リミテッド(APL:Australian 
Pork Limited)法案を可決した。これにより4月から、豪州豚肉業界の主要3団体
が統合され、政策提言、生産・流通管理、研究開発を行う新団体APLがスタート
することが正式に決定された。APLには政府をはじめ各方面から積極的な活動が
期待されている。


タイ農業協同組合省、余乳問題の解決に奔走(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 3月29日発】タイ農業協同組合省はこのほ
ど、最近発足したばかりの新政権に対し、余乳処理工場の建設費として、3億バー
ツ(約8億4千万円:1バーツ=2.8円)の速やかな拠出や、新年度における学乳予
算の増額を要請した。国産生乳の使用頻度を高める方策も次々に打ち出され、タイ
の余乳処理をめぐる情勢が好転しているとの見方もされつつある。


亜国の2000年の牛肉輸出量は前年比で増加(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 3月28日発】アルゼンチンでは2000年
8月以降、口蹄疫問題でNAFTAや台湾市場への牛肉輸出が大幅に減った。しか
し、ドイツを中心にEUへの輸出ペースが落ちなかったこと、ロシアなどの新規市
場への参入で2000年の輸出量は前年を上回った。

 

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