ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成14年2月19日号(通巻519号)


EU、めん羊・ヤギのTSE検査頭数を拡大(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 2月14日発】EUの常設獣医委員会(SVC)は
2月14日、めん羊・ヤギに対する伝達性海綿状脳症(TSE)の検査頭数を拡大す
るとしたTSE規則修正に関するEU委員会提案を採択した。この結果、2002年の
EU全体のめん羊・ヤギに対するTSE検査頭数は、当初予定の16万4千頭から3
倍以上の56万頭に拡大される。


ブッシュ大統領を迎えたNCBA年次総会(full story)

【ワシントン駐在員 樋口 英俊 2月14日発】全米肉牛生産者・牛肉協会(NC
BA)は2月6日から9日の間、コロラド州デンバーで年次総会を開催し、活動実
績の報告、今後の活動方針の決定、功労者への表彰などを行った。また、同総会に
は、現職としては初めてブッシュ大統領が出席し、肉牛生産者などを前に、上院で
の審議で大詰めを迎えつつあった次期農業法案に対する行政側の考え方を改めて説
明した。


増加が予測される豪州の生体牛輸出(full story)

【シドニー駐在員 粂川 俊一 2月14日発】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)
は2月4日、2002年における豪州の肉牛・羊産業に関する見通しを発表した。この
中で、肉牛産業における2002年の生体牛輸出頭数については、東南アジアの需要増
と豪州における肉牛価格の低落を背景に、前年比11%増の95万頭に達すると予測し
ている。また、アジア経済の復興と豪ドル安が短中期的に生体牛輸出を後押しする
と見ている。


学乳供給日数を大幅に拡大(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 小林 誠 2月14日発】タイ政府は2002年の学校給食用牛
乳(学乳)予算の詳細を公表した。これによると、供給対象学年は前年と変わらな
いものの、供給日数を前年の200日から休校日を含めた260日に拡大することにして
おり、政府の負担額が約11%増加するとともに、各県にも新たな負担を求めている。
今回の予算が公表どおり実施されれば、これまで大きな問題となってきた休校日の
余乳処理問題がいくぶんかは軽減される見込みである。


アルゼンチン牛肉振興機関、具体化の動き(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 2月14日発】アルゼンチン政府は97年以
降、国産牛肉の輸出振興および牛肉の国内需要促進などを目的とした新しい機関の
設置に関する法案審議を重ねてきたが、昨年末にようやくアルゼンチン牛肉振興機
関設置法が国会を通過し、2001年12月11日に同設置法が公布され、最近具体化に向
けて歩み出した。

 

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