ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成16年12月7日号(通巻653号)


◎2005年のEUの豚肉生産は安定的に推移 (full story)

【ブリュッセル駐在員 関 将弘 平成16年12月1日発】EUの豚肉関係者で構成される豚肉常設委員会予測
グループが先ごろ開催された。このグループの需給見通しによると、2005年の豚肉生産は、加盟国全
体では前年比0.7%減、15カ国では、同0.4%減少するものの、比較的安定すると見込まれている。な
お、価格は、2005年第1四半期には若干低下するものの、第2四半期には再び上昇すると見込まれて
いる。

○BSEのヤギについてさらに調査

◎USDA、2005会計年度の農産物貿易収支予測を発表(full story)

【ワシントン駐在員 道免 昭仁 平成16年12月2日発】米国農務省(USDA)は11月22日、2005年会計年
度(2004年10月〜2005年9月)の農産物貿易収支予測を発表した。農産物輸出額は前年比10.1%減の
560億ドル(5兆7,680億円、1ドル=103円)、同輸入額は前年比6.3%増の560億ドルとし、1950年代
後半以降、黒字で推移してきた農産物貿易収支が初めて均衡するとの予測を出した。

○ブッシュ大統領、新米国農務長官にジョハンズ現ネブラスカ州知事を指名

◎2004/05年度の冬穀物生産量、下方修正に(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 横田 徹 平成16年12月2日発】豪州農業資源経済局(ABARE)は11月30日、四
半期ごとに発表している穀物生産予測について最新の報告を発表した。今回の報告では、04/05年度
の冬穀物の生産量について、10月の降雨量が軒並み平年を下回ったことから、前回の予測をさらに下
方修正した。一方、夏穀物については、全体の作付面積の増加や、一定の降雨量が見込まれているこ
とから、前年度を上回る収量を予測している。

○連邦政府、酪農地域への追加支援を発表

◎鶏卵生産が大幅減少(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 斎藤 孝宏 平成16年12月1日発】タイでは、1月に鳥インフルエンザの発生が確
認され、初期の沈静化までに大量の家きん殺処分が行われたが、その3割は採卵鶏であった。そのた
め鶏卵の生産が大幅に減少し、鶏卵の需給に大きな影響を与えた。また、飼料価格の上昇なども鶏卵
価格上昇の原因となっている。このような中、再発した鳥インフルエンザ終息の見通しが立たないま
ま、年末を迎えている。

◎伯国北部で口蹄疫撲滅に向けたパイロットプロジェクト実施(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 犬塚 明伸 平成16年12月1日発】11月26日、ブラジル北部のパラ州サンタレン市
において「ブラジル口蹄疫清浄国化衛生教育パイロットプロジェクト」が実施された。これは、アマ
ゾン中下流域の住人を対象に、例えば児童から大学生・教師、協会や組合の役員、住民の代表などの
幅広い社会層に全国規模で口蹄疫を撲滅することが重要であることに関心を持たせ、ワクチン接種率
を向上させることが目的となっている。

○土地なし農民が襲撃される

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