ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成16年7月20日号(通巻634号)


◎EUの豚肉需給は安定的に推移(full story)

【ブリュッセル駐在員 関 将弘 平成16年7月14日発】 欧州委員会、日本の農林水産省それぞれの担当者に
よる豚肉の需給動向に関する情報交換会合が、7月8日ブリュッセルで開催された。欧州委員会の説明によれ
ば、EUにおける豚肉の需給は安定的に推移し、2004年の市場価格は昨年を上回るものと予測されている。一
方、CAP改革の影響により、今後牛肉生産の減少などが見込まれており、その影響から豚肉生産の拡大およ
び価格の上昇が予測されている。


◎USDA、BSEに関する追加措置を発表(米)(full story)

【ワシントン駐在員 道免 昭仁 平成16年7月14日発】米国農務省(USDA)と同保健社会福祉省(HHS)
は共同で7月9日、追加的なBSE予防対策に関する暫定最終規則を発表した。HHS食品医薬局(FDA)
は特定危険部位(SRM)などを食品原料、化粧品および栄養補助剤としての使用を禁止することなどを規定
している。この規則は、90日間のパブリックコメント期間を設けるものの規則は7月14日から施行するとして
いる。

○カナダ政府、SRMの飼料給与禁止規則を発表

◎豪州連邦政府、干ばつ支援を延長 (full story)

【シドニー駐在員 粂川 俊一 平成16年7月15日発】 豪州の干ばつは全般的に緩和した感があるものの、い
まだに多くの地域がその影響下にある。このような状況を踏まえ、豪州連邦政府は7月12日、現在も干ばつの
影響下にある農家に対して、干ばつ対策として実施している例外的環境(EC)支援措置の適用を12カ月延長
することを発表した。また、延長措置の審査について、EC認定の円滑な運用を図るため、合理化した手続き
の導入を決定したことも併せて発表している。


◎各地で鳥インフルエンザ再発(タイ) (full story)

【シンガポール駐在員 木田 秀一郎 平成16年7月14日発】 7月上旬以降、中国、タイ、ベトナムと相次いで鳥
インフルエンザが再発生したと報告されている。タイ農業協同組合省畜産開発局の国際獣疫事務局(OIE)
に対する報告によると、13日までの発生報告は全国で7県に及んでいる。同国では輸入国による輸入停止措置
の長期化が避けられない中で、大手生産者から輸出産業保護を目的とした効果的な対策に関する要望が挙げら
れている。

○ベトナムでも鳥インフルエンザ再発


◎ブラジル政府、2004/05年度農業プランを公表  (full story)

【ブエノスアイレス駐在員 横打 友恵 平成16年7月14日発】 ブラジル政府は6月18日、2004/05年度の農業プラン
として、農業融資政策およびその他の支援策の概略を発表した。同プランによると、2004/05年度には、営農、
農産物および投資に対し、ブラジル農務省の管理下にある融資として、前年実績を45%上回る394億5千万レ
アルが準備されることになる。中でも農業投資に対する融資資金が大幅に増加しているのが注目される。


元のページへ戻る