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週報「海外駐在員情報」

平成17年2月15日号（通巻660号）

◎ＦＡＯ、ＢＳＥの冷静な対応を求める声明を発表

【ﾌﾞﾘｭｯｾﾙ駐在員 山﨑 良人 平成17年２月９日発】国連食料農業機関（ＦＡＯ）は２月７日、カナダや米
国で発生したＢＳＥについて、消費者、生産者は動揺すべきではないとした声明を発表した。カナダや米
国でのＢＳＥ発生については、両国において、ＢＳＥ検査などの対策が機能しており、これらの発生は散
発的であるとしている。また、フランスのヤギでのＢＳＥ確認についても、数百万頭のうちの１例にすぎ
ないとしている。

○イギリスでもヤギでのＢＳＥの可能性

◎米国、カナダからの牛肉などの輸入規則実施を一部延期(full story)

【ﾜｼﾝﾄﾝ駐在員 犬飼 史郎 平成17年２月９日発】ジョハンズ米国農務長官は２月９日、2004年12月29日に
公表したカナダからの生体牛などの輸入規則のうち、30カ月齢以上の牛由来の牛肉輸入については、カナ
ダにおける飼料規制に関する調査などが終了していないとして、３月７日からの実施を延期するとの方針
を公表した。

◎ＮＺフォンテラの2004/05年度上半期決算(full story)

【シドニー駐在員 井上 敦司　平成17年２月９日】ニュージーランド（ＮＺ）の大手乳業会社フォンテラ
は１月27日、2004/05年度の中間決算（６月―11月）を発表した。それによると、天候不良により生乳生
産が減少したため、乳製品販売量は減少したものの、強い需要を背景とした乳製品国際価格の高騰を受け
て、上半期の売上高は、前年同期比２％増の57億ＮＺドル（3,990億円、１ＮＺドル＝70円）となった。
また、最終損益では、前年同期よりも100万ＮＺドル（７千万円）減少したものの、1,500万ＮＺドル（10
億５千万円）の黒字となった。

◎ＡＩワクチン使用実績などを公表（インドネシア）(full story)

【ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ駐在員 木田 秀一郎 平成17年２月10日発】インドネシア農業省畜産総局は昨年12月、2004年
の鳥インフルエンザ対策の遂行状況を発表した。摘発とう汰を対策の基本とする東南アジア各国の中でワ
クチンの戦略的使用を併せた清浄化計画を推進し、昨年11月以降新たな発生が確認されていない同国であ
るが、予算や人材の不足から計画どおりの実施状況とはなっていない。また生産者に対する補償支払い実
績も当初予算計画から大きく下回っている。

◎ベネズエラへ初めて生体牛を輸出(アルゼンチン)(full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員　横打 友恵 平成17年２月８日発】アルゼンチン農畜産品衛生事業団(ＳＥＮＡＳＡ)
によると２月１日、ホルスタイン種の未経産牛890頭が初めてベネズエラへ向けて船積みされた。現在、
ベネズエラが直面している国内消費向けの乳製品の供給不足を補うため、生産性向上を図ることを目的に
、最終的には合計３千頭の乳用牛が輸出される予定となっている。

週報「海外駐在員情報」

平成17年2月15日号（通巻660号）

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