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穀物生産量は歴代最高 国家食糧供給公社(CONAB)は2月8日、2006/07年度第5回主要穀物生産状況調査を発表した。 調査結果によると、作付面積はやや減少し前年度比3.8%減の4,553万ヘクタール(前年度4,733万ヘクタール) となっているが、天候に恵まれていることから単収の増加が予測され、生産量はやや増加し前年度比4.7%増の1 億2,648万トン(前年度1億2,077万トン)と見通している。 ブラジルの穀物生産量については、レアル高ドル安の為替政策や手薄な農業支援策のため、昨年5月には来年 度の作付面積は4,100万ヘクタール、生産量は9,700万トンと大幅に減少する予測もあったが、穀物価格の上昇と 天候に恵まれているため、一転して過去最高であった2002/03年度の生産量1億2,320万トンを上回るものと見通 している。
主な作物の状況 大豆については、作付面積はかなりの程度減少し前年度比7.4%減の2,058万ヘクタール(前年度2,223万ヘク タール)となっているが、農業投資による土壌改良や天候に恵まれていることから単収の増加が予測され、生 産量はやや増加し、前年度比5.4%増の5,632万トン(前年度5,341万トン)と見通している。 トウモロコシについては、作付面積はわずかに増加し前年度比1.6%増の1,318万ヘクタール(前年度1,296万 ヘクタール)となっているが、これは現在のトウモロコシ価格の上昇を踏まえた作付拡大とみられている。天 候に恵まれていることから単収の増加も予測され、生産量はかなり大きく増加し、前年度比12.7%増の4,792万 トン(前年度4,251万トン)と見通している。 ◎アルゼンチン、新長官にウルキサ氏を指名 経済生産省は2月8日に、カンポス農牧漁業食糧庁長官に代わり、ウルキサ農牧漁業食糧庁次官が長官職に 就任することを発表した。ウルキサ新長官は、アルゼンチン農牧連盟(CRA)のサンタクルス州代表も経験 していることから、政府と農業団体の交渉を円滑に進めることが期待されている。 【ブエノスアイレス駐在員 松本 隆志 平成19年2月14日発】
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