鶏肉
(1) 消費
伸びは鈍化はしているものの引き続き増加
・ 鶏肉の消費量は、最近伸びは鈍化しているものの、引き続き増加している(平
成元年4〜2.2月期0.8%増)。
・ 全消費量の3割強を占める家計消費量は、58年度以降は横ばい傾向であったが63
年度以降、やや減少傾向で推移している。
(2) 生産
低い伸び
・ 鶏肉の生産は、需要の伸びに対応して増加してきたが、卸売価格の低迷等によ
り、60年度以降伸びが鈍化し、63年度は前年度並みとなった。平成元年度に入っ
てブロイラー肉の生産は、前年度をわずかに上回る水準で推移してきたが11月以
降は、前年度をわずかに下回って推移している。(4〜2月期0.4%増)。
・ ブロイラー用ひなの出荷羽数は平成2年2月は前年をわずかに上回ったものの、
3〜5月にかけての予想は0〜2%前年度を下回るとみられている。
(3) 輸入
平成元年度に入って伸びは鈍化
・ 輸入は、61年度以降63年度まで円高等により大幅に増加した。
平成元年度に入って、輸出国の高値基調、円安基調により伸びが鈍化している
(4〜2月期5.8%増)。
(4) 価格
平成元年度に入って前年水準を上回る水準
・ 卸売価格は、57年度以降、特に62年度には、円高の進行もあり、輸入が急増し
たことにより大幅な下落となった。
・ 63年度は、国内生産量は前年度並みとなったものの、輸入量の増加により引き
続き下落した。しかし、平成元年度に入り輸入物の価格上昇等により前年度をか
なり上回って推移している。
元のページに戻る