肉用子牛


黒毛和種は高水準、乳用種は依然低迷

 黒毛和種の9月の価格(雌雄平均、以下同じ。)は、486千円/頭と8月に比べ
10千円/頭と値を上げ、依然高水準にある。10月の速報値でも496千円/頭となっ
ている(図7)。

 乳用種は低水準にあるものの、9月は136千円/頭とわずかに値を上げ、10月
(速報値)も150千円/頭となっている。

 なお、農林水産省統計情報部「農村物価指数」によると、生後7日程度の乳おす
子牛の価格は、9月も50.5千円/頭(対前年同月比68.3%)と、さらに低下した
(図8)。

 官報で告示された3年度第2四半期の指定肉用子牛の平均売買価格によると、
「乳用種」については、135,800円と合理化目標価格(140,000円)をも下回り、第
1四半期に続いて生産者補給金の交付が行われることとなった(1頭当たり28,78
0円)。

 「その他の肉専用種」は169,500円と依然として低迷しており、2年度第3四半
期から4期連続して生産者補給金の交付の対象となった(1頭当たり42,650円)。


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