◎地域便り

 この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。
 

   「すこやかたまご」 を食卓へく

   

                                                       (群馬県 松村健助)


  最近の畜産物には、 安全性・高品質等消費者からの要望は多様化一途をたどって
おり、 今までの作れば売れる時代から、 特色ある畜産物づくり、 生産者と直結した
製品作りが求められている。 
 
  そこで群馬県経済連では、 生産から販売までの総合的指導体制と鶏卵センター 
(G・P・C) を持っていることから、 皆様に安心して食べていただける 「たまご」 
を生産したいと考え、 「すこやかたまご」 の生産に乗り出した。 
 
  まず従来の生産農場の再編成をするため、 参加農場を集約し、 「たまご」 の生産
については、 ひなの導入、 ローテーション、 淘汰及び衛生管理等、 統一的な生産管
理システムに基づき管理の徹底を図った。 そして、 生産された 「たまご」 について、 
安全性検査等を強化し、 また品質良好な生産者に対しての奨励金を給付する制度を
創設した。 
 
  さらに、 県内に2カ所あるG・P・Cのうち、 処理数の増加が期待される1施設
を改築し、 卵の品質保持を図るため、 洗卵・検卵・選別までをセミクリーンルーム
化し、 6年3月31日に完成した。 

  このような、 生産技術と衛生的に処理された卵を 「すこやかたまご」 と名付けて、 
売り出している。 県内は勿論、 東京のスーパー等でも販売している群馬の 「すこや
かたまご」 を食卓にどうぞ!




 


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