生産量はやや減少 6年1月の鶏肉の生産量は、10万1千899トン(農林水産省食肉鶏卵課推計、 ▲3.0%)と前年よりやや減少している。これを季節調整済み値でみると、わず かながら減少傾向で推移していることがわかる(図1)。 推定出回り量(消費量、骨付き肉ベース)は、13万73トンとわずかながら減少 した(▲1.4%、図2)。 輸入量は約15%の減少 ブロイラー等の1月の輸入量は、前年をかなり大きく下回り2万6千565トン (▲14.6%、図3)となった。輸入量が2万トン台となったのは5年4月以来で ある。1月の推定期末在庫は生産量、輸入量とも減少したこと、在庫のとりくず しがあったことから12月より約千6百トン減少し、9万4千341トン(10.1%) となった。うち輸入分はほぼ前年並みの7万5千487トン(2.6%)、国内産は1 万8千854トン(56.2%)となった。 卸売価格は上昇 1月のもも肉、むね肉の卸売価格(東京)は、前月より値を上げ、それぞれ5 82円/kg、335円/kgとなったが、対前年では下回った(もも肉▲4.9%、むね肉 ▲4.8%)。正月明けこそもも肉、むね肉がそれぞれ620円台、370円台となった が、例年通り不需要期に入ったことにより、2月の単純平均(農林水産省 「畜産 物市況速報」、以下同じ)では、もも肉569円/kg、むね肉317円/kgとなった。 今月のトピックス
ブロイラーの国別輸入量について 5年の輸入量は約39万トンと前年(約39万4千トン)より約4千トン減少した。国別では、タイ12万3千トン、米国11万7千トン、中国8万3千トン、ブラジル6万2千トンとなっており、これを前年比でみると、タイ▲13.6%、ブラジル▲9.8%に対し、米国4.8%、中国40.7%となった。特に価格面で優位に立つ中国産の増加が目立っている。 |
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