★ 事業団便り


おいしさが大集合! 特産畜産物フェア (千葉市)

企画情報部情報課



 11月23日から26日の4日間、 千葉市千葉ポートパークで開かれた 「第10回ホルス
タイン共進会 ファームピア '95 in ちば」 の会場で、 畜産振興事業団は、 特産畜
産物フェアを開催しました。 天候にも恵まれ、 ファームピア全体では予想を大きく
上回る84万人の来場者を記録しました。 このフェアは、 全国各地の特産の牛乳・乳
製品、 食肉・食肉加工品などを紹介するもので、 10月の神奈川県川崎市に続いて今
年2回目の開催となります。 

 【4日間で訪れた人は84万人】



 北海道から沖縄までの50の会社・団体が出展した会場には、 炭火焼き肉のにおい
や熱気、 出展者の大きな声に誘われて多くの人が詰めかけました。 会場では、 各地
の特色あふれた牛肉、 豚肉やハム・ソーセージ、 牛乳・乳製品、 鶏卵・卵油、 はち
みつなどが数多く並べられ、 試食する人や、 好みの品を見つけては出展者の説明を
受け、 品質を納得した上でお土産に買う人が多く見られました。  スーパーではあ
まり見ることのないラベルのヨーグルトが展示され、 多くの人の目を引いており、 
「ふだん食べているものと味が全然違う。 濃厚でおいしい」 との声も聞かれました。
出展者も 「手間暇かかる発酵方法に、 そのおいしさの秘密がある」 とコストはかか
るが、 品質を追求しているというこだわりの姿勢を強調していました。 



 【「ミルク神社」の鳥居をくぐると両わきに広がるフェア会場】






 「乳牛のオリンピック」 と称され5年ごとに開催されるホルスタイン共進会には、
全国45都道府県から選び抜かれた298頭の牛が出品され、 審査会場はなごやかな中
にも緊張した空気に包まれていました。 

 審査に備え、 会場内の牛舎では、 飼い主が少しでも見栄えよくするため牛の毛を
ブラシでとかしたり、 毛をそろえるために背中の毛を逆立て、 その先をバリカンで
数ミリ単位で削っていました。 その面持ちは真剣で、 大会にかける意気込みが感じ
られました。 

 【全国から選び抜かれた”名牛”たちを表彰】



 ファームピアの会場の一角の機械・器具展示場では、 大型機械と並んで、 コンピ
ューターによる飼養管理ソフトが実演されていました。 中でも、 コンピューター通
信により、 獣医師が乳牛の健康状態を管理することのできるソフトが注目を集めて
いました。 

 この場をお借りしまして、 今回の特産畜産物フェアが成功のうちに終了したこと
をご報告申し上げますとともに、 ご来場の方々をはじめ、 出展者、 各道府県関係者
の皆様に厚く御礼申し上げます。


元のページに戻る