◎地域便り

 この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。
 

牛乳の消費拡大とイメージアップ作戦

(鹿児島県 坂口  和昭)

  牛乳乳製品の消費拡大とイメージアップを目的に、 「1995年ミスミルク鹿児
島コンテスト」 と 「牛乳乳製品利用料理コンクール」 (鹿児島県牛乳普及協会
主催) がこのほど開催された。
 
 1995年ミスミルク鹿児島コンテストは、 9月6日鹿児島市内のホテルで開
催され、 今年で10代目となるミスミルク鹿児島3名が選ばれた。 県内の21人
から応募があり、 第1次審査 (書類審査) をパスした11人が当日のコンテス
トに臨んだ。 ミルクのイメージに合った「フレッシュ」 と 「健康美」を基準に
審査され、 出場者たちは審査員の意地悪な質問にも負けず懸命に自己PRを行
っていた。 

 ミスミルクとなった3名はともに会社員であるが、 来年8月末までの1年
間、 県内各地で開催される各種イベントに参加し、 牛乳乳製品の消費拡大キ
ャンペーンで笑顔を振りまく。
 
 一方、 第16回目を迎えた牛乳乳製品利用料理コンクールは、 9月24日鹿児
島市内の料理学校で開催された。 「カルシウムなどの栄養バランスに優れた牛
乳をもっと食事に生かして」 と全国的に開催されるこのコンクールに、 県内
から100人の応募があり、 書類審査を経て10名が会場で 「味比べ」 に参加し
た。
 
 鹿児島ならではのニガゴリを使ったムースや、 サツマイモと生クリームた
っぷりのシュークリームなど、 いずれも劣らぬ力作がそろった。 最優秀賞に
選ばれた鹿屋市の主婦谷村智代さんは 「できるだけ捨てるものが出ないよう
工夫しました。 型を取るのに牛乳の紙パックまで使うアイデアを評価しても
らってうれしい」 と、 自分の作品 「牛乳パックではいミルク真薯 (しんじょ
)」 を手に話していた。
    

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