● 7月−9月期の生産量
前年同期をわずかに上回る
7月−9月期の生産量は、 63万5千731トンであった (1.0%、 図1)。
今後の生産指標となる10月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 870万2千羽 (5.
5%、 図2) で、 3カ月ぶりに前年同月を上回った。
● 10月の輸入量
前年同月をかなり下回る
10月の輸入量は8千929トン (▲7.3%、 殻付き換算、 図3) であった。
マヨネーズ等の原料となる卵黄 (粉以外) の輸入量は、 10月は前年同月を大幅
に下回ったものの、 8年度の累計 (4月〜10月) では、 前年同期に比べて7.6%
増となっている。
● 10月の卸売価格
前年同月並み
10月の卸売価格は、 211円/kg (0.0%、 東京、 全規格平均、 図4) となった。
高値で量販店が特売を控えたこと等から、 月初につけた年初来の高値247円/kg
(東京・全農・M) から、 下旬には、 202円/kg (同) まで値を下げた。
標準取引価格は205円/kgと補てん基準価格 (168円/kg) を上回ったため、 8
月、 9月に続き鶏卵価格安定対策事業による補てんは行われなかった。
11月は、 中旬以降、 年末に向けての手当てが始まったこと等から値を上げ、 21
3円/kg (東京・全農・M) となった。
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