◎地域便り

　愛知県新城市の経済連新城家畜市場で､ 全国的にもめずらしいヤギの市場 (年

１回) が今年も開催された｡ ヤギの市場が､ 全国で定期的に開催されているのは､ 

今では長野県と当所の２カ所だけである｡ 



　市場は､ 県内を始め､ 大阪などから雌24頭､ 雄28頭､ 去勢３頭の55頭が出荷さ

れ､ 高値113,300円､ 安値6,180円､ 平均21,343円で､ 平均落札価格は昨年より高

値であった｡ このほか､ 屋久島ヤギ４頭､ 緬羊２頭が入場した｡ 飼育者の減少な

どにより､ 出荷頭数は､ 昨年より17頭減少した｡ ヤギの購買者は､ 県内を始め福

岡県や長野県から来ており､ 食肉用や搾乳用として利用される｡ 



　市場に先立ち第10回愛知県子ヤギ品評会が県緬山羊協会の主催で開催された｡ 

子ヤギ品評会へは､ 県内の飼育者14戸から､ 今年春生まれた雄12頭と雌16頭の28

頭が出品された｡ 審査の結果､ 最優秀賞には､ 新城市の川窪米子さんの子ヤギが

選ばれた｡ 品評会には､ 市場近くの東郷西保育園の園児約120人も見学に訪れた｡ 

園児たちは､ ヤギに触れたり､ 餌を与えたりしてヤギとのふれあいを楽しんだ｡