◎地域便り


準備すすむ、 アジア初の世界ホルスタイン・フリージァン会議

北海道/鎌崎 信一

 4年に1度の酪農国際会議 「第9回世界ホルスタイン・フリージァン会議」(日

本ホルスタイン登録協会、 世界ホルスタイン・フリージァン連盟主催) が今年の

9月10日 (火) から4日間、 札幌市で開催されることとなった。 



 アジアでは初の開催となる札幌世界会議は、 「消費者市場に適合した育種改良」 

(Breeding for Consumer Markets) をメインテーマに、 世界の酪農国50カ国以上、 

700名が参加する予定。 



 酪農経営における収益性の向上と改良情報の利用、 環境問題などを取り上げ、 

日本をはじめスイス、 ニュージーランド、 オーストラリア、 ドイツ、 イタリア、 

アメリカ、 イギリス、 カナダ、 インドネシア、 コスタリカなど世界各国からの話

題紹介やパネルディスカッションが予定されている。 



 ときあたかも狂牛病対策の世界的論議の最中でもあり、 この会議を通じて世界

のホルスタインの改良にかかわる最新情報の交換、 酪農関係技術者等の親睦と交

流をはかり、 わが国の乳牛改良事業の発展はもとより、 酪農産業の一層の発展に

寄与するものと期待は大きい。 そのため、 地元受け入れ中心窓口となる北海道ホ

ルスタイン農協では万全の準備を進めている。 



 会議終了後、 9月14・15の両日、 参加者は胆い振ぶり支庁管内早はや来きた町

で開かれる北海道ホルスタイン共進会 (北海道ホルスタイン農協主催) を視察す

る。


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