● 3月の主要5都市の総入荷量
前年同月をかなり下回る
3月の主要5都市 (札幌、 東京、 名古屋、 大阪、 福岡) の総入荷量は引き続き
前年同月を下回り、 2万9千954トン (▲13. 0%、 図1) であった。
今後の生産指標となる3月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 1, 057万7千羽
(▲6. 4%、 図2) と8カ月ぶりに前年同月を下回った。
● 3月の輸入量
前年同月をかなり上回る
3月の鳥卵類の輸入量は8千880トン (19. 7%、 殻付き換算、 図3) であった。
3月までの7年度の累計を輸入品目別にみると、 最も輸入量の多い卵黄 (粉以
外) が前年同期に比べて大きく減少しているのに対し (▲13. 4%)、 菓子・ケー
キ類の原料に使用される卵黄粉、 全卵粉の輸入が増加しており、 それぞれ前年同
期比で17. 1%、 5. 8%の増となっている。
● 3月の卸売価格
前年同月を大幅に上回る
3月の卸売価格 (東京、 全規格平均) は、 入荷量の減少等により、 221円/kg
(24. 2%) と前年同月を大幅に上回った (図4)。 そのため、 引き続き鶏卵価格
安定対策事業による補てん (補てん基準価格163円/kg) は行われなかった。
4月の卸売価格 (東京・M) は、 生産量の回復により、 中旬には180円/kgまで
値を下げたが、 連休前の買い需要が入り、 下旬には再び200円/kg台に戻した。
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