飼 料 |
● 2月の生産量
乳牛用が前年同月をかなり上回る 2月の配合飼料の生産量は、 191万8千415トン (2. 1%) であった (図1)。 中でも、 生乳の増産を求められている乳牛用は8. 2%増と昨年8月以来、 前年 同月を上回って推移している。◇図1:配合飼料の生産量◇
● 3月の輸入
輸入価格は高値更新 3月のとうもろこしの輸入量は、 84万2千538トン (▲29. 5%) であった。 輸入価格 (CIF) は、 1万8千522円/トン (50. 0%) と主産地である米国の 穀物相場の高騰を反映して、 高値を更新し、 前年同月の1. 5倍となっている (図 2)。◇図2:とうもろこしの輸入価格◇
● 3月の国内価格
前年同月を上回る 3月の配合飼料の農家購入価格は、 全畜種とも前年同月を約5%以上上回り、 特に乳牛肥育用は8. 1%高となった。 1月の配合飼料工場渡価格 (全畜種加重平均) は、 3万6千357円 (14. 2%) であった。 米国産とうもろこしの大幅減産、 円安等から、 配合飼料価格は昨年10月以降3 期連続で合計約8, 250円/トン引き上げられた。 値上げ分については、 価格安定 制度により、 通常補てんに加え、 国が助成している異常補てんが発動され、 農家 の実質負担額は約2千100円/トンと緩和されている (図3、 4)。◇図3:配合飼料工場渡価格の推移◇
◇図4:最近の配合飼料価格と補てんの推移(概念図)◇
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