● 9月の主要5都市の入荷量
前年同月をやや上回る
9月の主要5都市の入荷量は、 2万9千996トンであった (2.3%、 図1)。
今後の生産指標となる9月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 914万7千羽(▲
2.7%、 図2) で、 8月に引き続き前年同月を下回った。
● 9月の輸入量
前年同月をかなり下回る
9月の輸入量は8千377トン (▲8.0%、 殻付き換算、 図3) であった。
マヨネーズ等の原料となる卵黄 (粉以外) の8年度の累計 (4月〜9月) 輸入
量は、 前年同期に比べて11.4%増となっている。
● 9月の卸売価格
前年同月並み
9月の卸売価格は、 224円/kg (東京、 全規格平均、 図4) となった。 生産水
準が低めで推移していると見られる中で、 学校給食用や連休向けの特売用の手当
てや、 行楽需要が好調だったこと等から、 価格は下旬には年初来の高値(247円/
kg、 東京・全農・M) を記録した。
標準取引価格は215円/kgと補てん基準価格 (168円/kg) を上回ったため、 鶏
卵価格安定対策事業による補てんは、 8月に引き続き行われなかった。
10月は、 9月からの高値を警戒した量販店が特売を避けたことなどから値を下
げ、 218円/kg (東京・全農・M) となった。
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