● 8月の主要5都市の入荷量
前年同月をかなり下回る
8月の主要5都市の入荷量は、 3万511トンであった (▲6.4%、 図1)。
今後の生産指標となる8月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 760万1千羽
(▲2.9%、 図2) で、 飼料価格の高騰を受け5カ月ぶりに前年同月を下回った。
● 8月の輸入量
前年同月を大幅に上回る
8月の輸入量は9千654トン (14.2%、 殻付き換算、 図3) であった。
8年度の累計 (4月〜8月) を品目別に見ると、 マヨネーズ等の原料となる卵
黄 (粉以外) の輸入は前年同期に比べて16.0%増となっている。
● 8月の卸売価格
前年同月を上回る
8月の卸売価格は、 入荷量が減少した一方で加工向け需要が順調だったこと等
から、 173円/kg (10.2%、 東京、 全規格平均、 図4) となった。
標準取引価格は169円/kgと補てん基準価格 (168円/kg) を上回ったため、 6
月、 7月と続いた鶏卵価格安定対策事業による補てんは、 3カ月ぶりに行われな
かった。
9月の卸売価格は、 行楽需要等によって消費が回復してきたこと等から、 標準
取引価格は215円/kgとなり、 8月に引き続き補てんは行われなかった。
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