● 6月の生産量
前年同月をやや下回る
6月の配合飼料の生産量は、 187万5千345トン (▲3.9%) であった (図1)。
畜種別に見ると、 乳牛用は、 生乳の増産への取り組みなどから、 2.9%増と昨
年8月以来、 前年同月を上回って推移している。
● 7月の輸入
輸入価格はさらに高値更新
7月のとうもろこしの輸入量は、 主産地であるアメリカに加え、 しばらく輸入
がなかったアルゼンチン、 中国からの輸入もあり、 84万5千831トン (1.6%) と
なった (図2−1)。
また、 とうもろこしの代替となるアルゼンチン、 オーストラリア等からのこう
りゃんの輸入が、 前年同月を大幅に上回った (19.5%)。
とうもろこしの輸入価格は、 2万1千185円/トン (70.0%) と、 さらに高値
を更新した (図2−2)。
● 5月の国内価格
前年同月を大幅に上回る
5月の配合飼料工場渡価格 (全畜種加重平均) は、 3万8千790円 (23.3%)
であった (図3)。
米国産とうもろこしの大幅減産、 在庫率の極端な低下、 円安等から、 配合飼料
価格は昨年10月以降4期連続で合計約10,900円/トン引き上げられた。 7〜9月
期の値上げ分については、 価格安定制度により、 通常補てん (2,945円/トン)
に加え、 国が助成している異常補てん (3,846円/トン) が発動され、 農家の実
質負担額は約4,100円/トンとなっている。
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