5月−8,967トン (▲3.8%)
・今後の生産指標となる5月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 10,162千羽 (▲
0.1%) とほぼ前年同月並みに回復
輸入量−8,472トン (▲7.0%、 殻付き換算)
・マヨネーズ等の原料となる卵黄 (粉以外) の累計輸入量 (4月〜5月) は15.9
%減
5月−185円/kg (▲1.6%、 東京・M)
・加工向け手当ての引き合いが弱かったこと等から、 前年同月を下回る
・5月の標準取引価格は182.71円/kg、 鶏卵価格安定対策事業による補てんなし
卸売価格とひなえ付け羽数のサイクル
最近の鶏卵の卸売価格 (増減率) をみると、 昭和55年度、 60年度、 平成2年度、
7年度と5年周期でピークを迎えている。 このピークを過ぎると2年で谷になり、
その後3年で再びピークとなる。
この周期的な変動には、 ひなのえ付け羽数が大きく影響している。 高卵価に刺
激され、 え付け羽数が増加、 生産量が増加し、 卵価の低落を招いている。 8年度
にかけてえ付け羽数が増加傾向にあったことから、 これまでのサイクルを考える
と卵価低落の懸念がある。
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