7月の生産量−741,354トン (0.8%)
・4カ月ぶりに前年同月を上回る
・北海道 (0.6%)、 都府県 (1.0%)、 ともに、 前年同月を上回る
北海道:7月は27.4kg (0.0%)
都府県:7月は25.7kg (2.0%)、 8月は25.0kg (0.0%、 速報値)
・前年水準を下回り続けていた北海道は、 10カ月ぶりに前年同月並みとなる
・都府県は7年7月以降前年同月を上回って推移
7月−459,352トン (▲1.2%)
・9年度に入って、 前年同月水準をわずかに上下して推移し、 4月〜7月累計で
はほぼ前年並み (▲0.2%)
・牛乳の生産が伸び悩む一方、 低脂肪乳等の加工乳、 乳飲料及びはっ酵乳の生産
は好調が続く
7月−361,055kl (▲5.0%)
・8年8月以降、 前年同月を下回って推移し、 7月は需要期にもかかわらず、 対
前年同月減少率がこの1年間で最大 (9年2月はうるう年調整後▲3.4%)
7月−乳飲料109,646kl (12.6%)
はっ酵乳56,170kl (11.4%)
・健康志向、 栄養強化タイプ等を中心としたメーカーの積極的な商品開発等を背
景に、 一貫して前年同月を上回って推移、 2桁の伸びが続く
7月−272,670トン (4.8%)
・生乳生産量が増加 (0.8%) し、 飲用牛乳等向け処理量の減少 (▲1.2%) した
ことから、 乳製品向け処理量がやや増加
・生クリーム等需要拡大事業の効果等から生産量が伸びているクリームは、 5,53
6トン (7.5%) と増加率はやや鈍化
・直接消費用ナチュラルチーズの生産量が、 3カ月連続で急増、7月は1,302トン
(26.0%)
7月の生産量−15,524トン (0.2%)
・推定出回り量は20,100トン (2.0%)、 推定期末在庫量は48,500トン(9.0%) で
前月よりも4,200トン減少
・4〜7月の累計生産量は、 前年同月比6.4%減
・事業団は、 9年度カレントアクセス分として17,077トンを輸入、 7月までに売
渡しを完了
・事業団は9月10日、 1万2千トンの追加輸入入札を実施し、 全量落札
7月−13,729円/25kg (1.6%)
・8年度に引き続き安定指標価格を5%程度上回って推移
・前年同月を1.6%上回り、 安定指標価格 (13,090円/25kg) を4.9%上回る水準
7月の生産量−6,691トン (3.6%)
・推定出回り量は7,100トン (▲1.1%)、 推定期末在庫量は27,200トン(▲11.4%)
で前月よりも400トン減少
7月−991円/kg (4.2%)
・8年2月、 3月の947円/kgを底に値を戻し、在庫水準が前年より1割前後低い
こともあって、 8年9月以降9年4月まで一貫して上昇、 4月以降4カ月連続
で同価格で推移
・前年同月を4.2%上回り、 安定指標価格 (965円/kg) を2.7%上回る水準
牛乳の小売価格は値下がり傾向
事業団が委託して実施しているPOS情報分析の結果によると、調査を開始した平
成4年度以降、 牛乳の小売価格は値下がり傾向にある (図11)。
また、事業団が別途5都市1,000世帯を対象に実施している 「牛乳の小売価格調
査」 の結果をみても、 同様に値下がり傾向にある。 平均小売価格は、 ここ1、 2
年対前年同期値下がり率が縮小してきてはいるものの、 5年間で7.3円 (▲3.6%)
下がっている。 全体的には、 近年201円以上の価格帯の牛乳が減少し、 180円以下
が増加する傾向にある (図12)。
次に、 同調査による牛乳の購入先を見ると、 ここ3年間では量販店及びコンビ
ニエンスストアで増加する一方、 集団購入を中心に移動販売車及び自動販売機で
減少してきた (図13)。
購入先の約7割を占める量販店では、 牛乳の特売が頻繁に行われていることも
あり、 その7割近くが200円以下で購入されている (下表、詳しくは巻末資料参照)。
なお、 8年度の同調査によれば、 全購入先に占める集団購入の割合は、 牛乳で
は減少しているものの、 低脂肪タイプの加工乳及び乳飲料ではわずかに増加して
いる。
表 購入価格帯別構成比
資料:農畜産業振興事業団調べ
注1:対象は、1リットル紙容器、普通牛乳(加工乳、LL牛乳を除く)である。
2:調査地域は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡
3:四捨五入の関係で合計とは必ずしも一致しない。
4:価格帯の価格は、消費税相当額を含む。
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