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トピックス/年々増加傾向にある 「その他の肉用鶏」
7月−99,861トン (▲0.2%)
・5カ月ぶりに10万トンを割り込むが、 水準は7、 8年度と同程度
ブロイラー用ひなえ付け羽数−5千289万羽 (▲1.6%)
・農水省統計情報部の出荷見通しでは8月▲5%、 9月1%、 10月▲7% (前年
同月比、 8月上旬聞き取り)
7月−47,137トン (▲25.2%)
・ブラジル産の急増等で高水準であった前年同月を大幅に下回る
・中国産は17,586トンと、 国産相場が下げていること等から、 21.0%減と8年3
月以来1年4カ月ぶりの大きな落ち込み
・米国産は11,403トン (▲7.0%)、 うち、 骨付きももは国内での在庫水準が高い
と見られること等からかなり下回る
7月−145,244トン (▲4.9%)
・国産品は、 前年同月をわずかに下回る水準となる
・輸入品は、 輸入量が前年同月を下回っていること等から減少
7月−118,198トン (3.2%)
・8年10月以降、 前年同月を上回って推移
・輸入品、 5、 6月と前年同月を上回っていたものの、 輸入量の急増等で高水準
であった前年同月を下回る
・国産品は、 6、 7月と毎月、 約1千トンの積み増し
7月−もも肉457円/kg (▲17.8%)
・生産量はほぼ前年同月並みとなったものの、 高水準の在庫、 更に競合する冷蔵
品輸入量の増加等もあり、 統計を取り始めた5年1月以来最低の水準
むね肉285円/kg (▲19.5%)
・例年蒸し鳥等の需要で価格は上昇する時期であるが、 6月より18円下げ、 高水
準であった前年同月を大幅に下回る
7月−中国産もも肉322円/kg (▲12.7%)
・国産品の卸売価格が前年同月を下回っていること、 もも肉が多くを占めると見
られる輸入品の在庫が多いこと等から、 5月以降前年同月を下回って推移
米国産骨付きもも肉254円/kg (▲9.3%)
・9年1〜7月の輸入量は、前年同期比 26.4%減であるが、国産の下げもあり、価
格は9年2月以降6カ月連続で前年同月を下回る
年々増加傾向にある 「その他の肉用鶏」
食鳥処理場調査結果 (農林水産省) によると、 ブロイラー以外の 「その他の肉
用鶏」 (食鳥のうち、 ふ化後3カ月以上の鶏であって、 一般に 「地鶏」 といわれ
るもの) の出荷羽数は年々増加している。 ブロイラーの年間出荷羽数に比べれば
その割合は、 1.2% (8年) に過ぎないが、 量は着実に伸びている (図7)。
「地鶏」 は品種にもよるが、 一般的に長期飼育で肉質が締まり、 こくがあり、
味が良いことからなべ物などに向いているといわれ、 今後冬場にかけての需要が
高まるとみられる。
現在、 特定JASとしての 「地鶏」 の規定も検討されており、 消費者の「本物志向」
ともあいまって今後も、 増加が見込まれる。
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