-
トピックス/冷蔵品は米国産、冷凍品はEU産がシェアを伸ばす
1月−74,372トン(▲1.2%)
・と畜頭数は前年同月を上回ったものの、平均枝肉重量の減少を受けて、再び前
年同月を下回る。
・9年度累計では、1.7%増。
・と畜頭数は、1,419千頭(0.9%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、74.9kg/頭(▲2.1%)。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」(平成10年2月27日公表)
1月−30,331トン(▲11.1%)
・台湾産の禁輸措置等から、SG発動下の前年同月を2カ月連続で下回って推移。
・冷蔵品は、テーブルミートの一定量の需要等から合計で8,711トン(▲7.
2%)
・冷凍品は、21,620トン(▲12.6%)と9年10月以降は20,00
0〜23,000トンで推移。韓国産が7,561トン(417.8%、シェ
ア35.0%)と急増。
1月の米国産−10,088トン(41.9%)
・冷蔵品は、前月より減ったものの6,536トン(45.1%)と、冷蔵品全
体の75%を維持。
・冷凍品は、3,552トン(36.2%)。
デンマーク産−3,764トン(40.1%)
・SG解除の9年7月に激増し、その後、漸減。
・9年度累計では20.3%増。
1月−115,405トン(▲0.8%)
・国産品は、生産量の減少を受けて73,946トン(▲1.8%)と再び前年
同月を下回る。
・輸入品は、41,459トン(1.0%)と11カ月ぶりに前年同月を上回る。
1月の家計購入量−384g/人(0.2%)
・牛肉、鶏肉が前年同月を下回って推移する一方で、3カ月連続で前年同月をご
くわずかながら上回る。
12月の加工仕向肉量−37,760トン(0.2%)
・国産品は、11,238トン(2.5%)と再び前年同月を上回る。
・輸入品は、26,522トン(▲0.7%)と2カ月連続で前年同月を下回る。
1月−121,997トン(▲28.9%)
・7月、8月と輸入量が激増したため、引き続き10万トンを超えているが、減
少傾向。
・在庫率(在庫量/推定出回り量)は、1.06カ月と前月より増加。
1月−436円/kg(4.3%)
・正月明けの在庫補充の後は、需要の弱まりから400円を割る日があったが、
中旬には500円を超える日もあった。
・生産量、冷蔵品輸入量の減少等から前年同月をやや上回る。
2月(速報値)−453円/kg(▲1.7%)
・初旬は500円を超える日もある等、堅調であったが、中旬に弱含みとなった。
・出荷頭数の増加等から、前年同月をわずかに下回る。
1月冷凍品「うで」−408円/kg(8.7%)
同 「もも」−440円/kg(▲0.9%)
・うでは、3カ月連続で前年同月を上回る。しかし、月毎にみると、9年4月か
ら低下傾向。
・ももは、8年10月から連続して前年同月を下回って推移。
1月の米国産「ロース」−768円/kg(▲8.4%)
・7年10月から24カ月連続で前年同月を上回った後、4カ月連続で前年同月
を下回る。
・月毎にみると、9年7月をピークに低下していたが、前月に続きわずかに値を
上げる。
1月デンマーク産「ばら」−596円/kg(▲8.1%)
・9年2月から9カ月連続して前年同月を上回った後、3カ月連続で下回る。
・月毎にみると、9年4月をピークに低下していたが、1月は前月よりもわずか
に値を上げる。
冷蔵品は米国産、冷凍品はEU産がシェアを伸ばす
冷蔵品の国別構成割合は、8年が、台湾産47.2%、米国産45.8%と2
カ国で93%を占め、次いでカナダ産が4.3%であった(図11)。9年は、
3月の台湾産豚肉の輸入禁止措置により、米国産が価格の優位性と安定供給が可
能なこと等から、69.1%とシェアを伸ばした。次いで、肉質の評価が高まっ
たこと等もあり、カナダ産が12.3%、更に韓国産が8.2%と伸びている。
4月以降はこれら3国で冷蔵品全体の99%を占めている。
一方、冷凍品については、8年は台湾産38.5%、EU産32.5%(デンマ
ーク産24.5%)、アメリカ産13.3%であった(図12)。9年は、SGが
解除された7月に輸入量が激増し、EU産51.7%(デンマーク産は37.8%)
次いでカナダ産10.1%、韓国産9.9%、メキシコ産6.4%とシェア拡大
が著しい。一方で、米国産は12.5%とわずかながら減少している。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編)の目次に戻る