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トピックス/特売実施率は前年同月を上回り、小売価格は下回って推移
9 月−74,334トン(1.3%)
・母豚頭数の微増等から、前年同月をわずかに上回る。10年度累計では、0.6%増。
・と畜頭数は、1,442千頭(1.8%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、73.7kg/頭(▲ 0.5%)と4カ月連続で前年
同月をわずかに下回る。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産局「豚肉生産出荷予測」(平成10年10月27日公表)
9 月−40,651トン(▲14.6%)
・デンマーク産等が増加した 7 月の 5 万 2 千トンをピークに減少傾向。
・冷蔵品は、12,775トン(17.5%)と 4 カ月連続で前年同月を大幅に上回る。
・冷凍品は、27,876トン(▲24.1%)。韓国産が5,481トン(56.3%)と再び増加
し、シェアは19.7%。
9月米国産−13,061トン(11.3%)
・冷蔵品は、8,571トン(10.0%)と前年同月を4カ月連続で上回る。シェアは7
月以降 7 割を下回って推移。
・冷凍品は、4,490トン(14.1%)。
デンマーク産−9,381トン(▲42.5%)
・ 7 月、 8 月と高水準であったが、再び、 1 万トンを割る。
・ 冷凍品のシェアは、全体の33.6%。
9 月−124,435トン(1.9%)
・再び、前年同月を上回る。10年度累計では、1.7%増。
・国産品は、75,313トン(0.8%)。10年度累計では0.1%減と前年同期並み。
・輸入品は、49,122トン(3.5%)と前年同月を上回る。
9月の家計消費量−408g/人(3.8%)
・牛肉、鶏肉は前年同月を下回って推移する一方、4カ月連続で前年同月を上回
る。
10年度累計では、3.0%増。
8月の加工仕向肉量−32,370トン(2.0%)
・国産品は、9,561トン(0.3%)と 2 カ月連続で前年同月を上回る。
・輸入品が22,809トン(2.8%)と再び、前年同月を上回る。
9 月−77,733トン(▲56.9%)
・輸入品在庫は、63,626トン(▲62.1%)と、再び 7 万トンを割る。
・在庫率(在庫量/推定出回り量)は、0.62カ月と 7 カ月連続で 1 カ月分を下
回る。
9月−504円/kg(1.6%)
・ 1 月以来 8 カ月ぶりに前年同月を上回る。
・前半は1日当たりのと畜頭数の減少やテレビで豚肉の健康面での効果が取り上
げられたこと等から総じて堅調に推移。
10月(速報値)−409円/kg(6.0%)
・ロース等の高級部位の需要不振や1日当たりのと畜頭数の増加等から、後半は
400円前後で推移。
・しかし、前年同月は価格がさらに低迷していたこと、前年同月よりと畜頭数が
少なかったこと等から、月平均ではかなり上回った。
9月 冷凍品「うで」−441円(▲1.8%)
同 「もも」−449円(▲7.4%)
・うでは、前月よりも 1 円上がるも、10年 3 月以降、前年同月を下回って推移。
・ももは、 8 年10月以降、前年同月を下回って推移。
9 月 米国産「ロース」−766円/kg(▲10.8%)
・ 9 年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産「ヒレ」も、 9 年10月以降、前年同月を下回って推移。
9 月デンマーク産「ばら」−522円/kg(▲17.9%)
・9年2月以降、前年同月を上回って推移したが、
11月から11カ月連続で下回る。
・月毎にみると、基準輸入価格の引き下げもあり、9年4月の757円をピークに、
ほぼ毎月値を下げる。
特売実施率は前年同月を上回り、小売価格は下回って推移
9年度は、台湾産豚肉の輸入禁止措置による影響等から、国産品、輸入品とも
に卸売価格が上がり、夏以降小売価格も上昇した。また、輸入品を中心とした量
販店の特売実施率も減り、前年を上回る小売価格の水準から 90 年度の家計消費
量は1.2%減少した。
10年度は、国内生産量が安定的に推移しており、テーブルミートとしての需要
がある冷蔵品豚肉の輸入量も、 4 月以降、毎月、1万1千〜 4 千トン(累計で
は、16.6%増)と需要に見合った輸入がされている。
10年4月〜10月の豚肉の量販店の特売実施率をみると、おおむね、前年同月を
上回って推移している(図11)。
また、小売価格は、ロースの10年4月〜9月の平均では、国産品が227円/100g
(▲0.9%)、輸入品が172円/100g(▲1.1%)と、それぞれ前年同期をわずかに
下回って推移している(図12)。
これを受けて、家計消費も数量は4月〜 9 月の累計では3.0%増となっている。
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